販売延長されたミカルディスの使用と肝機能の観察

ミカルディスは高血圧治療に用いられている医薬品として近年注目をあびるようになったものです。アンジオテンシン受容体拮抗薬に分類されるミカルディスは同種の医薬品の中では遅れて市場に登場しました。そのため、先行して販売されていた医薬品に比べるとシェアの獲得に苦労していたものの、様々な治験を繰り返していくことにより、その有用性が明らかとなってきています。また、ミカルディスファミリーとして同じ成分を含む合剤が開発されてきており、臨床現場で使用しやすい様々な医薬品が市場に送り出されています。他のアンジオテンシン受容体拮抗薬の有する効果に加えて、臓器保護作用や糖尿病の予防効果などが期待できるミカルディスは国内でもニーズが上昇してきており、その販売を担ってきた企業による販売契約が延長されました。2018年までの延長がなされたことによって、それまでの期間は安定した供給を期待できることになっています。その際に共同販促を行う契約についても延長がなされたため、国内においては引き続き同社によって販促が行われていくことになっています。ミカルディスはその有用性の高さから使用頻度が高まってきているものの、実際に使用する際には経過観察が大切になる医薬品でもあります。その代謝が主に肝臓で行われるというのが特徴であり、肝臓の機能の低下によって血中濃度が上昇してしまうリスクがあるからです。そのため、採血によって肝臓の機能の定期的な観察を行っていくことがミカルディスを投与する際には大切です。こういった観察を怠ることによって副作用が生じるリスクが高まるからであり、使用の際の基本的なガイドラインとして理解されるようになっています。